主治医のような社会保険労務士法人 Shujiinoyouna Labor and Social Security Attorney Corp

「俺たちの隊長」が語る夢に、人は集まる。

いきなりですが、皆様は漫画やアニメをご覧になりますか?
私は歴史ものが好きで、特に中国の春秋戦国時代を描いたアニメ『キングダム』は、Netflixで何度も見返している、私の「経営のバイブル」です。

登場する武将たちの生き様は、そのまま現代のリーダーシップ論に通じるものがあります。

中でも、私が強く惹かれるのは主人公の「信(しん)」です。
彼は最初、名もなき下僕の少年でした。
しかし、彼が率いる「飛信隊(ひしんたい)」は、どんな逆境でも奇跡的な粘りを見せ、強敵を打ち破っていきます。

なぜ、彼の周りには自然と人が集まり、最強のチームが生まれるのか。
今日は、信の姿から「人がついていきたくなるリーダー」について、少しお話しさせてください。

「利益」よりも「誇り」を語れるか

作中、信は決して頭が良いわけでも、弁が立つわけでもありません。
戦略や戦術は、軍師に任せきりだったりします(笑)。

それでも、隊員たちは彼を「俺たちの隊長」と呼び、命がけでついていきます。

私が特に感銘を受けたのが、黒羊丘(こくようきゅう)の戦いでのエピソードです。
古くからの仲間である尾平(ビヘイ)が、魔が差して敵の略奪品(紫水晶)を懐に入れてしまった時、信はそれを決して許しませんでした。

「勝てば何でもいいのか」「儲かれば何をしてもいいのか」
効率や利益を優先する他の軍(桓騎軍)のやり方に心が揺れる仲間に、信は涙ながらに語りかけます。

「俺は、子供じみていると言われても、馬鹿だと言われても、真っ直ぐな道で天下の大将軍になりたいんだ」

その言葉を聞いた尾平は、略奪品ではなく、信というリーダーと共に夢を追う「誇り」を選び直します。
「あいつの夢の横にいてぇんだよ」
そう泣きながら語る姿は、リーダーが示すべきは「利」ではなく「義(美学)」であることを教えてくれます。

綺麗な言葉よりも、泥臭い「肉声」を

現代の経営においても、「ビジョン」や「ミッション」という言葉が溢れています。
立派な額縁に入れて、会議室に飾っている会社様も多いでしょう。

しかし、その言葉で社員の皆様の心は震えているでしょうか?

もし、「社員との温度差があるな」と感じるとしたら、それはビジョンが「綺麗な借り物の言葉」になってしまっているからかもしれません。

飛信隊が強いのは、隊長である信の言葉が、戦場で泥にまみれながら叫んだ、紛れもない「本音(肉声)」だからです。

コンサルタントが綺麗に整えた文章よりも、社長ご自身の言葉で、たどたどしくても、汗をかきながら絞り出した「俺はこんな世界が見たいんだ」という言葉。
その不器用な熱量こそが、人を動かす周波数になるのだと、私は信じています。

共に「景色」を見に行くリーダーへ

信の魅力は、完成されたカリスマではなく、仲間と共に傷つき、共に成長していく姿にあります。

組織が大きくなると、社長は「完璧な存在」であらねばならないと、鎧を着込んでしまいがちです。
でも、時にはその鎧を脱いで、「俺もまだ夢の途中なんだ」と弱みを見せてもいいのかもしれません。

掲げた目標を達成することだけでなく、その山頂に立った時、どんな風が吹いているのか。
そこで、どんな笑顔が見えるのか。

そんな「物語」を、少年のように語れるリーダーの周りにこそ、現代の飛信隊は生まれるのではないでしょうか。

社長の皆様。
今、その背中の先には、どんな景色が広がっていますか?

もしよろしければ、こっそりと私にその壮大な夢を聞かせてください。
その夢を現実にするための「軍師(河了貂のような!)」として、私は全力でサポートさせていただきます。